提案書の締め切りが明日なのに、まだ競合情報を調べている。Googleで検索しては別のタブを開き、数字をメモしながら構成を何度も考え直す。この繰り返しで1〜2時間が消えていきます。
この作業の大半は、AIに渡せます。Perplexityで情報収集、ChatGPTで構成案、の順に動かせば、準備の核心部分が10〜15分で終わります。
最初の5分:Perplexityで「調べる」を終わらせる
Perplexityは、ウェブ上の情報を自動でまとめてくれるAIツールです。「○○業界の最近の課題と市場動向を3点、出典つきで教えて」と入力すると、複数のソースをもとにした要約が返ってきます。自分でサイトを開いて読む手間が、そのままゼロになります。
競合比較も得意です。「A社・B社・C社の料金帯・強み・弱みを表形式で比較して」と入れれば、5分で横比較が完成します。以前なら30分かかっていた競合調査が、ひと手間で終わります。
次の5分:ChatGPTに資料の構成を作らせる
Perplexityで集めた情報をそのままChatGPTに貼り、「新規顧客向けの提案書。課題→解決策→導入効果の流れで見出しを8項目作って」と指示します。骨子が返ってきたら、あとはその枠に数字と事例を当てはめるだけです。
1つだけコツがあります。「誰に向けた資料か」「目的は何か」を冒頭に書くこと。「経営陣向けで投資対効果を前面に」と「現場担当者向けで手順を丁寧に」では、同じテーマでも全く違う構成が出てきます。週次報告書の自動化と同じ発想で、まず叩き台をAIに作らせる、これだけです。
CyberAgentが書類作成業務を60%削減した方法
日本のインターネット広告大手CyberAgentは、書類作成・映像制作などのオペレーション業務に生成AIを全社導入し、業務量を60%削減しています。2023年にAIオペレーション室を立ち上げ、部門ごとの活用パターンを整備した結果です。提案書作成もまったく同じ構造で変えられます。調べる・まとめる・構成を決めるという3工程を、ツールに分担させる。自分が手を動かすのは最後の仕上げ編集だけになります。
叩き台をAIに作らせると、何が変わるか
提案書準備で時間を溶かす人の多くは、白紙の資料を前に「何を入れるか」から考え始めています。PerplexityとChatGPTに叩き台を作らせて自分が編集する形に変えるだけで、体感の作業時間は大きく縮まります。
まずは次の提案書で、競合調査だけをPerplexityに任せてみてください。5分で返ってくる情報量に、驚くはずです。
コピペで使えるプロンプト集
① 競合調査を5分で終わらせるリサーチプロンプト
提案書・営業資料作成前の競合情報収集
あなたは優秀な市場調査アナリストです。【業界名・テーマ(例:SFA・営業支援ツール市場)】について、以下の情報を出典つきで教えてください。①最近の市場動向または市場規模(数字があれば) ②主要競合【A社】【B社】【C社】の料金帯・主な強み・弱みを横比較で ③この業界で顧客が今感じている課題のトップ3 出力形式:各項目を番号つきの箇条書きで。参照先のURLも可能な範囲で添えてください。
② 提案書の構成を即座に作る設計プロンプト
提案書・営業資料の骨子(アウトライン)作り
以下の情報をもとに、【提案相手(例:新規顧客の購買担当者)】向けの提案書の構成を作ってください。提案目的:【例:当社のAI業務効率化サービスを採用してもらう】 相手の課題:【例:報告書作成に月30時間かかっている】 伝えたい効果:【例:AI導入で月20時間削減】 項目数:8項目 構成の流れ:課題の共感→解決策の提示→導入効果→次のアクション 各項目に見出し(20文字以内)と、伝えるべき要点を2〜3行で書いてください。ですます調で。
③ 提案書の冒頭サマリーを即完成させるプロンプト
提案書の最初の1ページ(エグゼクティブサマリー)の作成
以下の情報をもとに、【相手企業名(例:株式会社○○)】の【担当者役職(例:営業部長)】に送る提案書の冒頭サマリーを書いてください。相手の課題:【例:週次レポート作成に毎週8時間かかっている】 提案する解決策:【例:ChatGPTを活用したレポート自動化フロー】 期待できる効果:【例:作業時間を週1時間以下に削減】 文字数:200〜250文字。ですます調、前置きなしで課題と解決策から始めてください。結論を最初の1文に入れてください。
提案書の前日に「まだ準備が終わっていない」という焦り、すごくわかります。
PerplexityとChatGPTを組み合わせるだけで、本当にここまで変わります。難しい設定も必要なく、今日から試せるのがいいところです。
次の提案書で、ぜひこの順番を一度試してみてください。