契約書のレビュー依頼が4件、法改正の影響調査が2件、社内規程の改訂作業も積んでいる。そんな状態で「至急でお願いします」が来る。法務・コンプライアンス担当なら、毎週のように経験する光景だ。

AIを使い始めて変わるのは、この「積み上がり方」だ。すべての業務に自分が手を動かす必要はない。AIに任せていい業務は確実にある。Notion AIを使って、その3つを整理する。

契約書の初稿チェックをNotionAIが拾う

契約書のレビューは「読む」というより「探す」作業だ。秘密保持条項の抜けがないか、解除規定は相手方に有利になっていないか、表現の曖昧さはないか。パターンを見つける作業なら、AIが得意とするところに入る。

Notion AIのドキュメントページに契約書を貼り付け、「秘密保持義務、解除条件、責任制限の3点で問題点を指摘してください」と指示する。返ってきた指摘を担当者が確認・判断する。これが初稿レビューの新しい流れになる。

最終判断はあくまで人間がする。ただ、チェック作業の時間が半分になる感覚は、使い始めてすぐに分かる。

法改正・規制変更の影響調査を30分で終わらせる

法改正の影響調査は、情報収集から整理まで時間がかかる。どの業務が影響を受けるか、既存の社内規程と照合が必要な箇所はどこか、上長報告のポイントは何か。これを一から考えると半日近くかかることもある。

Notion AIに「〇〇法の改正ポイントと自社業務への影響範囲を整理して」と投げると、調査の骨格が30分かからずできる。正確性の確認は自分でするが、「どの観点で考えるか」の整理はAIに任せていい。

R&D担当の調査業務と同様に、法務の調査業務も「情報を集めてまとめる」工程が大半を占めている。この部分をAIが担うと、業務量の感覚がかなり変わる。

社内ポリシー・規程の改訂ドラフトをAIに書かせる

ポリシー改訂の作業は、既存文書の読み込みから始まる。現行の規程を把握して、変更が必要な箇所を見つけて、新しい文言を考える。この「書く」部分をAIが担えるようになった。

Notion AIにページとして保存した規程を読ませ、「個人情報取扱いに関する条項を最新のガイドラインに合わせて改訂するドラフトを出してください」と指示する。返ってきたドラフトを担当者が修正・承認する。書き直す作業から確認する作業に変わる。

AIに任せていい業務と任せてはいけない業務の境界線

整理すると、法務でAIに任せていいのは「調べる・まとめる・書く」の3工程だ。法的判断、最終的な文書承認、取引先との交渉はAIに任せられない。この境界線を持っていれば、過信も過小評価もしなくて済む。

Notion AIを使い始めるなら、まず調査系から試すのが入りやすい。「この法改正で業務への影響は何がある?」の一問から始めると、AI活用の感触が分かる。法務担当の仕事のうち、どれくらいが「調べる・まとめる・書く」かを考えると、その先が見えてくる。

ドリップドリップ(執筆)

法務の仕事って、「急ぎ」が積み重なりやすいですよね。それでも精度を落とせないプレッシャーがある。

「調べる・まとめる・書く」がAIに任せられると、判断に使える時間がまとめて生まれます。これ、体感すると大きいです。

まず一つの調査から、試してみてください。

コピペで使えるプロンプト集

① 契約書の初稿リスクチェック

あなたは法務担当のアシスタントです。以下の【契約書】を確認し、リスクポイントを洗い出してください。

【契約書】
(ここ…

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