Meta AIが2026年7月27日から、Threadsのダイレクトメッセージ(DM)で使えるようになった。Facebook・Instagram・WhatsApp・Messengerに続く統合で、世界約5億人のThreadsユーザーが今すぐ使える状態になっている。

Threadsの受信トレイに、AIが連絡先として届いた

Threadsのメッセージ一覧を開くと、連絡先のひとつとしてMeta AIが表示されている。特別な設定は不要で、普通のDMと同じ感覚で話しかけられる。2026年5月にはアルゼンチン・マレーシア・メキシコ・サウジアラビア・シンガポールで先行テストが始まり、7月27日に全世界へ展開された(TechCrunch)

DMでできることはテキスト入力だけではない。Threadsの投稿・画像・リンク・動画をそのままシェアして、それについて聞ける。「この投稿に対してどんな返し方が自然か」「このリンク先のニュースを3行でまとめて」「このコメントへの返信案を5パターン出して」——タイムラインで目についたコンテンツをアプリを切り替えずにAIで処理できるようになった。

SNS担当者がアプリを切り替えずに済む

SNS運用の現場で地味に時間を取るのが「ツールの切り替え」だ。気になる投稿を見つけるたびにChatGPTのタブを開いて、テキストをコピペして質問する。この動作が1日に何十回も発生する担当者は少なくない。Threads内でMeta AIにDMできるようになれば、この往復がなくなる。

バズっている競合の投稿をMeta AIにシェアし「自社の〇〇商品に絡めたコメントを3パターン書いて」と頼む。DM上での会話はタイムラインに出ないので、試行錯誤をプライベートな空間で完結できる。コミュニティの雰囲気に合わせた返信案をすばやく作り、チームにそのままシェアするフローにも使いやすい。

フォロワーからのDMへの返信業務にも応用できる。AIに顧客対応を任せる場合の役割分担については別記事で詳しく書いているが、Threads DM上でもAIに返信案を出させて確認してから送る、という流れが自然に作れる。

MetaがAIを「出口を塞ぐ」設計に使っている

Meta社はこの展開について「AIとの会話を公開せずに使いたいというフィードバックに応えた」と説明している。ただ背景には、ChatGPTやGeminiへのユーザー流出を防ぐ明確な意図がある。自社プラットフォームの中にAIを埋め込み、外部ツールへ出る理由をなくす設計だ。

Threads・Instagram・WhatsApp・Facebook——Metaのエコシステムを使っていれば、AIはどこにでもいる。SNSを仕事に使っている人にとっては、新しいツールを覚えるコストなしにAIを使い始められる入口になる。まずDMを開いてみるだけでいい。

Threadsって、投稿もDMも全部同じアプリで完結するのが地味にいいんですよね。

そこにAIが入ってきたことで、コンテンツを考えながら相談して、そのまま返信する、という流れが一気につながった感じがします。

まず1回、DMでMeta AIに話しかけてみてください。意外とすぐ使えます。

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