先週も、同じ指示をChatGPTに送りましたか。「先週のリード数をまとめて」「競合のキャンペーンを確認して要約して」——毎週同じことをゼロから打ち込んでいる人は、まだAIを指示待ちにしている状態です。

AIに先回りさせる、という発想があります。プロアクティブなAI活用とは、「毎回指示しなくても動く仕組みを最初に設計しておく」こと。営業やマーケターには定型の確認作業が多く、この設計が特に効きます。

カスタム指示に「背景」を一度だけ渡す

ChatGPTのカスタム指示は、毎回の会話に引き継がれる前提設定です。「自分は誰で、どんな出力が欲しいか」を書いておくだけで、会話のたびに説明し直す手間がなくなります。

営業担当なら「BtoB SaaS企業の法人営業担当。週次に競合情報の要約と商談優先度の整理が必要。出力は箇条書きよりも短い段落で」。マーケターなら「SNS運用担当。週2回の投稿アイデアと30秒で読めるコピーが欲しい」。たったこれだけで、毎回の指示から背景説明が消えます。

週次レポートを「1行」で起動する

もう一歩進めると、定例タスクを1行の起動文にまとめる設計が使えます。「月曜定例」と送るだけで、先週のKPI・今週の優先アクション・懸念事項を整理して出力させる——この流れを最初に一度設定します。

やり方はシンプルです。最初の会話で「今後『週次定例』と入力したら以下のフォーマットで出力して」と指示してテンプレートを渡す。ChatGPTのプロジェクト機能やGPTsを使えば、この設定を保存したまま使い続けられます。マーケターなら「競合チェック」と入力するだけで、事前に渡した競合リストをもとにSNS動向・価格変化・新機能の確認ポイントを整理させる流れが作れます。

参照ファイルを「渡しっぱなし」にする

プロアクティブに動かすには、最初に情報を渡しておく必要があります。製品資料、顧客の属性データ、競合リスト——ChatGPTのプロジェクト機能でファイルとして共有しておくと、都度コピペしなくて済みます。

「毎回同じファイルを添付している」と感じたら、それはプロジェクトに移すサインです。情報を渡す設計を一度やっておくと、以降の会話でAIが文脈を踏まえて動けるようになります。プロンプトの型と組み合わせると、さらに精度が上がります。最初の設定に30分かけても、毎週15分が消えるなら十分な投資です。

「担当者のアシスタント」として設計する

指示しなくても動く、というのは魔法ではなく設計の話です。役割・前提・定例タスク・参照ファイルを最初に渡しておくと、AIは毎回の会話で「あの担当者のアシスタント」として振る舞い始めます。

営業もマーケも、本来注力すべきは情報収集でも整理でもなく、判断と行動です。AIに先回りさせる設計は、その余白を作るためにあります。

ドリップドリップ(執筆)

「また同じ指示を送ってしまった…」って思ったことがある方、少なくないと思います。

先回り設計って、最初だけ少し手間がかかりますが、一度作るとAIが「自分専用のアシスタント」みたいに動いてくれる感覚があって、ちょっと感動します。

まず1つだけ、週次の定例タスクを起動文にしてみてください。それだけで変わります。

コピペで使えるプロンプト集

① 週次営業サマリーの定例起動プロンプト

あなたは私の週次営業アシスタントです。私は【BtoBSaaS/製造業など】の法人営業担当で、複数の案件を管理しながら週次…

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