OpenAIが2026年8月6日に公式ブログで発表した内容によると、ChatGPT Freeのデフォルトモデルがgpt-5.6 Lunaに切り替わり、無課金ユーザーのテキストチャット制限が全廃されます。同時に公開された内部評価では、Lunaは前モデルより事実誤りが62%少ないという結果が出ており、精度と利便性の両面で大きなアップデートです。
GPT-5.5 InstantからGPT-5.6 Lunaへ
GPT-5.6 LunaはOpenAIのGPT-5.6シリーズ内の軽量版モデルです。同シリーズには上位の「Sol」も存在しますが、SolはPlus・Proの有料ユーザー向け。LunaはFree・Goユーザーのデフォルトとして7月にリリースされ、API料金でも最大80%引き下げを実施したことで開発者からも注目を集めました。
以前のデフォルトだったGPT-5.5 Instantとの比較では、金融・医療・法律分野の質問に対する事実誤りが62%少ないという結果が出ています。「なんとなく前より正確な気がする」という感覚が数値に現れた形です。ただし、これはOpenAIが自社内で実施した評価であり、外部機関による独立した検証ではありません。
Thinkボタンで難しい質問への答えが変わる
今回追加される「Think」ボタンは、メッセージを送るたびに使うかどうかを選べます。複数のステップが絡む質問——たとえば「この契約書の懸念点を洗い出して、対処の優先順で整理して」——を送るとき、Thinkをオンにするとモデルが処理により多くの時間をかけます。逆に短い調べ物や単純な変換作業ではオフのままで十分です。難しいときだけオンと使い分けることで、回答の質が変わってきます。
注意が必要なのは、Thinkをオンにしても使えるモデルはLunaのまま、という点です。上位のSolに切り替わるわけではありません。「高精度推論」という言葉が一人歩きしがちですが、実態は「Lunaがより多く考えてから答える」という機能です。
テキスト無制限化の範囲と残る制限
8月10日の週より、テキストチャットの「5時間に約10回」という上限が撤廃されます。これまで制限を気にしながら質問の優先順位をつけていた人も、遠慮なく使えるようになります。仕事の合間に調べ物をしたい、移動中に使いたいという場面で体感できる変化です。
ただし、ファイルアップロード・画像生成・Webブラウジングなどのツール機能には引き続き制限が残ります。乱用防止のガードレールも設けるとOpenAIは述べており、完全な無制限ではなくテキスト会話の上限撤廃という理解が正確です。
Plus・Proには別の更新が届く
今回の発表はFreeだけが対象ではありません。Plus・Proユーザーには、GPT-5.6 Solの精度改善(ファクトへの信頼性向上・回答の焦点絞り込み)と、思考量を調節できるスライダーが追加されます。Free版のThinkボタンをより細かく制御できる有料版という位置づけです。
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制限を気にしながらChatGPTを使うって、じわじわストレスですよね。
Lunaへの切り替えは単なる「使い放題化」だけでなく、回答の正確さそのものが上がっているところが見逃せません。62%という数字はOpenAI内部の評価ですが、金融・医療・法律という間違えると困る分野での改善なので、業務で使う人にとっては重要な変化です。
Thinkボタンも「難しいときだけオン」というシンプルな使い方で十分。まず一度、普段の質問で試してみてください。