Microsoft 365 Business with Copilotが、7月1日から正式な永続SKU(恒久製品)として提供を開始しました。これまでプロモーション的な位置づけだったCopilotバンドルプランが正式なラインナップに加わることで、中小企業が年間費用として計画しやすくなります。
「いつなくなるかわからない」から脱した
2024年以降、Copilot入りのMicrosoft 365プランはプロモーションとして展開されてきました。担当者が導入を検討するたびに「このプランはいつまで続くのか」という不確実性がつきまとっていました。稟議書に書けても、半年後に価格や提供条件が変わっていたら困ります。そういう懸念が、中小企業での決断を遅らせる一因でした。
6月のMicrosoft Build 2026で正式発表があり、7月1日からBusiness Standard with CopilotとBusiness Premium with Copilotの2プランが恒久的な製品として確定しました。対象は最大300シートまで。従業員数十人から数百人規模の日本のSMBにも無理なく導入できる設計です。
Word・Excel・Outlookの画面の中にAIが入ってくる
Copilot Businessの使い方は、既存のOffice環境の延長にあります。Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsそれぞれの画面の中にAIが組み込まれており、専用ツールを別途学ぶ必要がありません。Excelで「このデータを月別に集計して」と伝えると処理してくれますし、Outlookでメールの返信案を出してもらうことも同じ画面の中でできます。
直近のWave 3アップデートでは、複数ステップにわたる仕事をまとめて任せられる「Copilot Cowork」機能が追加されました。会議のサマリー作成や資料のドラフト生成、メールの整理といった定型作業を、個別に命令するのではなくまとめて指示できるようになりました。業務の流れの中でAIスキルを習得できるLearning Agentも正式公開されており、社内でCopilotを定着させる環境が整い始めています。
プロモーション価格が残る年内に決断する理由
永続SKUへの移行後も、2026年12月31日まで一定のプロモーション価格が継続される予定です。今年度中に導入を確定させれば、来年度の費用見通しも立てやすくなります。「試してから考える」より「年度計画に組み込んでから本格運用する」ほうが、社内展開のスピードが上がることが多いです。
中小企業でAI導入が進まない理由の多くは、技術的な難しさよりも「正式な製品として予算計上できるかどうか」でした。Copilot Businessが恒久化したことで、そのハードルが取り除かれました。Copilotを日常業務に組み込んだ企業と、様子を見続けた企業の差は、半年後に業務スピードとして現れてきます。
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AIツールを稟議に通そうとして「このサービス、いつまで続くの?」って聞かれた経験、ありますよね。
Copilot Businessが正式製品になったのは地味ですが、実は大きな変化です。「期間限定」がなくなることで、長期前提で社内に根付かせる計画が立てやすくなります。
年内はプロモーション価格の恩恵もあります。動くなら、今が一番スムーズなタイミングかもしれません。