ChatGPTが60言語以上の発音を、テキストと音声の両方でチャット内に示せるようになったことで、外国語の単語をその場で確認する手段が大きく変わった。6月18日のアップデートで提供開始され、ウェブ・iOS・Androidのすべてで使える。

チャット内で単語の発音を尋ねると、文字での解説と音声サンプルが同時に返ってくる。辞書アプリや発音サイトを別タブで開く必要はない。会議資料の確認や取引先への返信をしながら、画面を切り替えずにその場で聞ける。

ほぼ同じ時期に、音声入力の対応言語も70言語以上に拡大された。従来は言語設定を手動で切り替えなければならなかったが、今後は話しかけた言語を自動で認識する。同じ文の中で複数の言語を混ぜて話しても正確に処理されるため、英語で話しながら日本語の固有名詞を挟むといった使い方が自然にできるようになった。

商談前の30秒で「今さら聞けない発音」を片づける

国際業務で発音に迷う場面は多い。取引先の担当者名、現地の地名、英語以外の言語で書かれた専門用語。会議直前に確認したくても、「そんな基本的なことを聞くのも」という遠慮から後回しにしてしまうことがある。

ChatGPTなら気にせず投げられる。「インドの大手IT企業Infosysはどう発音しますか?」と入力するだけで、音声つきで返ってくる。発音記号だけでなく実際の音を聞いて確認できる点が、これまでの翻訳ツールとの大きな違いだ。60言語という幅広さは、アジア・欧州・中東など様々な地域の取引先がいる人には特に実用的だ。

海外出張前に現地企業の名前リストを用意して、ChatGPTに一括で発音を聞くという使い方もできる。10件あっても5分かからない。移動中や空港のラウンジで詰め込んでいた準備が、業務ツールの中で完結するようになった。

翻訳・要約に続いて「発音」が加わった意味

ChatGPTはもともと翻訳・要約・文章生成でビジネス活用が進んでいた。今回の発音対応と音声入力の多言語化で、「言語の入口と出口」の両方がチャット一画面で完結できる範囲がさらに広がった。ChatGPTの業務での使い方は今年に入ってから急速に広がっており、今回のアップデートもその流れの一部だ。

語学学習の用途でも変化がある。スペイン語・フランス語・中国語・アラビア語など、英語以外の言語についても音声で発音を確認できるようになった。留学前・海外出張前の準備として、よく使う挨拶や業界用語をその場で確認できる。別のアプリを開かなくていい手軽さが、日常的に使う理由になる。

英語以外の言語が少しでも絡む仕事をしている人は、まず「〇〇の発音を教えて」と打ってみると、今回の変化を一番早く実感できる。

ドリップドリップ(執筆)

「発音が分からないまま会議に出る」、あるあるですよね。

チャットで聞いたら音声まで返ってくるようになったのは、地味だけどじわじわ便利だと思います。

まず一言、投げてみてください。

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