Google WorkspaceがGoogle Chat内でGeminiによる日本語メッセージの書き直し機能を全ユーザーに正式公開したことで、チャット上での日本語表現をその場で整えられるようになった。

チャットで日本語メッセージをその場でリライト

操作はシンプルで、メッセージを入力後にGeminiアイコンをタップすると、「フォーマルにする」「簡潔にする」「詳細を追加する」といったオプションが表示される。英語で使えていた機能がそのまま日本語でも使えるようになったかたちだ。

たとえば、急いで打った「確認しといて」というメッセージを「ご確認のほどよろしくお願いします」に変換したり、長い説明文を短くまとめたりといった使い方ができる。修正案は確定前にプレビューで確認できるので、意図と違えば元の文に戻せる。Geminiが提案した文はあくまで候補で、自分で手を加えてから送ることもできる。

Googleはこの機能を「ポリッシュ(磨き)」と呼んでいる。AIが文章を一方的に書き直すのではなく、書き手のニュアンスを保ちながら表現を整えるというコンセプトだ。どこまで変えるかは自分でコントロールできる。

Workspace全プランが対象になった意味

今回の変更のポイントは、特定の上位プランだけでなくWorkspace全ユーザーが対象になった点だ。Enterpriseに先行していた機能がBusiness StarterやWorkspace個人向けプランにも順次展開される。

日本の職場ではチャットとメールの使い分けが難しく、「Google Chatにカジュアルすぎる文を送ってしまった」という経験は珍しくない。メール的なニュアンスをチャット内で手軽に調整できるのは、特に日本語の文脈では実用性が高い。敬語のレベル感を毎回考えずに済むのは、地味に助かる。

Google ChatとGeminiが「書くツール」になる

この機能が広がると、Google Chatはただのメッセージングツールではなく、下書きを整えながら送る「書くツール」に変わってくる。GeminiがGmailやDocsに統合されてきた流れと同じで、Google Workspaceがまるごと「AIが手伝う作業場」になりつつある。

日本語のビジネスコミュニケーションでは、表現の丁寧さやトーンが重要視される。それを補助する機能がチャットツールに内蔵されるのは、ツール選定の判断材料になりそうだ。AIに文章を「仕上げてもらう」という感覚が、メールだけでなくチャットにも広がってきた。

ドリップドリップ(執筆)

チャットで送った文章のトーンが気になって、送る直前に書き直したことは何度もあります。

今回の機能で気づいたのは、「修正してもらう」ではなく「選んで使う」という感覚に近いこと。Geminiの提案を自分でジャッジして送れるので、任せすぎにならなくていい。

まず一度試してみてください。敬語の調整がこんなに楽になるのかと、じわっと実感できると思います。

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