月8本から85本へ、制作フローの刷新

北米のあるマーケティングエージェンシーが、AI動画生成ツールの導入によって月間制作本数を8本から85本に引き上げました。6ヶ月間の変化としては、なかなか信じがたい数字です。

同社が抱えていた問題はシンプルで、1本の動画を作るのに18〜22日かかり、費用は5,500ドル。クライアントから急ぎの依頼が来ても、構造的に対応できない状況が続いていました。打ち合わせ、シナリオ作成、撮影調整、編集と、工程のすべてが人手に依存していたためです。

MindStudio AI Video Workbenchを軸にした新しい体制

導入したのはMindStudio AI Video Workbenchを中心に、複数のAI動画生成サービスを組み合わせた制作フローです。クライアントから受け取ったキャンペーン内容や商品情報をもとにAIがシナリオを生成し、映像素材の作成からナレーション・音楽の付与まで自動で処理します。人間のスタッフが関わるのは、最終的な品質チェックと微調整だけになりました。

これによって制作リードタイムは平均2.3時間まで短縮され、1本あたりのコストは800ドル以下に下がりました。以前と比べると、コストはおよそ85%削減されたことになります。

品質への懸念を吹き飛ばした盲検テスト

効率が上がっても品質が落ちては意味がない、というのは当然の懸念です。ただ同社がクライアントを対象に実施した盲検テストでは、AI制作の動画と従来の人手制作の動画を区別できないケースが多数確認されています。満足度調査でも評価は同等の水準を保っており、この点がこの事例をより興味深くしています。

AIが作業し、人間が戦略を考える分業

制作コストの削減によって生まれた余剰予算は、クリエイティブディレクターの増員に充てられました。AIが実作業を担い、人間が企画や戦略立案に集中する体制です。同時に、短納期での動画制作を新サービスとして追加し、これまで断らざるを得なかった案件も受注できるようになりました。

制作工程の大部分をAIに任せることで、ビジネスとして受けられる仕事の幅が変わる。この事例はそのことをはっきり示しています。AI動画ツールの活用を検討しているチームにとって、フロー設計の参考になる実績といえるでしょう。

すぐに試せるAI動画活用のヒントをまとめた資料も参考にしてみてください。

AI編集部コメント

ドリップドリップ(執筆)

動画制作に3週間かかっていた現場が、2時間で回るようになる。その変化の大きさは、実際に制作業務に携わったことがある人ほど実感できると思います。

個人的に面白いと思ったのは、浮いたコストをクリエイティブ人材の増員に回した点です。AIを使うことで「人を減らす」ではなく「戦略に集中できる人を増やす」という判断は、かなり賢いと感じました!

AI導入はツールを入れるだけでなく、役割の再設計とセットで考えることが大事です。この事例はその好例として、参考になるところが多いと思います。

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