Google Vids に「パーソナルアバター(Personal Avatars)」機能が追加されたことで、自撮り写真と60秒の音声サンプルを登録するだけで、本人に代わって話す AI アバターの動画を自動生成できるようになった。
自撮り1枚と60秒の声で、アバターが2分以内に完成する
使い方はシンプルだ。Google Vids 上のセットアップガイドに沿って自撮り写真と短い音声サンプルを提出すると、2分以内にアバターが生成される。あとはスクリプトを入力するだけで、アバターがそのセリフを話す動画を書き出してくれる。口元の動きと音声のリップシンク精度はかなり高く、「毎回カメラの前に立つのが手間な」コンテンツを繰り返し量産するのに向いている。
研修動画・商品説明・社内 PR など、定期的に制作が発生する映像がそのまま代替対象になる。撮影スタジオも照明もいらない。スクリプトを書き直せば内容を差し替えられるので、情報が変わるたびに再撮影する手間も省ける。服装・背景・表情パターンのカスタマイズにも対応していて、ブランドロゴや特定のロケーションにアバターを配置することも可能だ。詳細はGoogle Workspace の公式ブログに掲載されている。
Gemini OmniとVeo 3.1で、アバターと映像素材をセットで作れる
パーソナルアバターと同時に強化されたのが、Gemini Omni によるビデオクリップ生成だ。テキストで場面を指示すると Veo 3.1 が映像素材を生成し、アバターのトーキング映像と組み合わせることで、1本の動画をほぼ AI だけで完成させるフローが成り立つ。参照画像として写真やラフスケッチをアップロードすることもでき、映像のビジュアルを細かく方向付けられる。スライドにナレーター映像を合成する社内コンテンツは、このフローと特に相性がいい。
Google Workspaceが動画機能を急拡張する理由
Google Meet の AI 議事録がスライドを画像ごと記録するようになったように、Google は Workspace 全体で「会議・動画・ドキュメント」を AI で自動化する方向を一貫して強化している。次の狙いは「撮影コストゼロの非同期ビデオメッセージ」で、パーソナルアバターはその延長線上にある。
アバターは本人の外見と声を使うため、18歳以上の対象地域ユーザーのみが利用でき、本人の明示的な登録が必要になっている。2026年7月16日に Rapid Release ドメインへのロールアウトが始まり、Google AI Pro・Google AI Ultra メンバーシップと Google Workspace ビジネスアカウントから利用できる。動画制作のコストが下がるほど、社内コミュニケーションの手段として動画が選ばれやすくなる。この機能はそのコストをほぼゼロに近づける。
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社内向けの動画、撮るたびにカメラの前で緊張したり、照明の準備が面倒だったりしますよね。
自撮りと60秒の声でアバターが動く、というのが思ったよりも現実的なラインに来ていて驚きました。研修動画を何本も量産しなければいけない担当者には、かなり助かる機能だと思います。
Google Workspace を使っている職場なら、まず1本だけ試してみる価値はあります。