Meta AIが8月19日、Mac専用アプリのベータ版を公開した。Macで開いているウィンドウをそのままAIに見せながら指示できるようになり、「内容をコピーして貼り付けてから質問する」という手順が不要になる。これまでWebブラウザとスマートフォンのみで使えたMeta AIが、初めてMacのネイティブアプリとして動く形となった。Metaアカウントを持っていれば無料で利用できる。
ウィンドウを共有して、見ているものをそのまま指示する
Screen Recording の権限を与えると、チャット画面に指定したウィンドウをアタッチできる。Meta AIはそのウィンドウに表示されているテキストを読み取り、スクリーンショットを撮りながら回答を返す仕組みだ。
スプレッドシートを開いたまま「この列の計算が合わない」と話しかければ、AIは実際の画面を確認して答える。ドキュメントを見せながら「もっと短くして」と頼めば、そのままリライトの提案が出てくる。コピー&ペーストという中間作業がなくなるのが最大の変化だ。
Notionで書いたメモを見せながらブログの構成を考えたり、競合サイトをブラウザで開いたまま比較表を作ったりする使い方も、スクリーンショットなしで自然にできるようになる。
どのアプリでも音声で入力できる
全アプリ対応の音声入力も搭載した。ショートカットキーを押しながら話すと、そのときフォーカスしているアプリにテキストが直接入力される。メールの作成画面でも、SlackでもNotionでも関係なく動く。
Wispr FlowやSuperwhisperといった既存ツールとほぼ同等の挙動で、Metaアカウントがあれば追加費用なしで利用できる。長文のメール下書きや議事録の口述、社内チャットへの返信など「キーボードを使いたくない場面」での活用が広がりそうだ。
ChatGPT・Claudeに並ぶ、Macネイティブ化の最後のピース
ChatGPTのMacアプリにはすでに画面共有機能があり、ClaudeもmacOS向けアプリを提供している。Meta AIが同様の機能を揃えたことで、主要なAIアシスタントはほぼすべてMacのネイティブアプリとして動く時代になった。
Meta AIのMacアプリにはGoogle Workspaceとの連携機能もある。FacebookやInstagramのプロアカウントを持つ小規模ビジネスやクリエイター向けに、SNS投稿のパフォーマンスを確認しながらキャプションを一緒に考えるといった使い方が想定されている。
音声とビジュアルを組み合わせたAI操作は、ChatGPT VoiceがファイルやProjectsに対応した際と同様に、「当たり前の操作」として急速に定着しつつある。Mac上でどのAIを選ぶかの選択肢が、またひとつ増えた。
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Macで作業しながら「ちょっとこれ見て」と話しかけるだけで済む、そんな操作が現実になってきましたね。
コピー&ペーストって当たり前すぎてその手間に気づかないんですが、なくなってみると地味にストレスが減るはずです。
ベータ版の今のうちに触っておくと、半年後には当たり前になっている使い方がきっと見えてきます。