GoogleのAI「Gemini」が、Google Sheetsでのグラフ自動生成機能を全ユーザーへ展開しました。データを入力したスプレッドシートを開き、Geminiのサイドパネルに「売上の推移を見せて」と打ち込むだけで、グラフが数秒で完成します。

「どのグラフを選ぶか」を考えなくていい

従来のグラフ作成には、データ範囲を選択して、挿入メニューからグラフを選び、種類を変えて、軸の設定を直す——という複数の手順が必要でした。慣れている人でも5分以上かかる作業で、スプレッドシートを使い始めたばかりの人にとっては「どこから手をつければいい?」となりやすい場面です。

Geminiはこのプロセスをほぼ省略します。「月別の売上を折れ線グラフで」「チームごとのコストを比較したい」といった自然な言葉で指示すると、データの範囲を自動で判断し、適切なグラフを生成します。時系列データには折れ線グラフ、割合の比較には円グラフ、カテゴリ別の数値には棒グラフというように、データの性質に合った種類を選んでくれます。

月次レポートの作業が大きく変わる理由

この変化が一番効くのは、定期レポートを作り続けている人です。毎週・毎月のレポートに同じような形式のグラフを入れているなら、指示を送るだけで完成まで進みます。グラフの種類を迷う時間、レイアウトを微調整する時間、書式をそろえる時間——そういった細かい作業の積み重ねが減っていきます。

グラフ作成が月に数十回ある担当者なら、年間でまとまった時間が浮く計算です。

グラフの種類判断も自動化された

今回の機能で地味にうれしいのは、「どのグラフが適切か」という判断までGeminiがやってくれる点です。データを眺めて棒グラフか折れ線グラフかを選ぶのは、実は意外と頭を使います。グラフの選択ミスで「伝わりにくい資料」になることも少なくありませんが、Geminiに任せれば基本的なミスは避けられます。データの意味に合ったビジュアルが、考えなくても出てくるようになりました。

GeminiはSheetsだけでなくWorkspace全体に広がっています

Geminiはすでに、Google Workspaceのあちこちに組み込まれています。GmailではメールのAI作成補助、DocsではAI文章生成が使えます。Gemini Omni Flashではテキストから音声付き動画を生成できるようになったなど、Googleが提供するAI機能の幅は急速に広がっています。Sheetsのグラフ自動生成は、その流れの延長線上にあります。

Google Workspaceを業務で使っているなら、追加の申し込みや費用なしにこの機能が使えます。次にスプレッドシートを開いたとき、サイドパネルのGeminiに一言話しかけてみるだけで体験できます。グラフ作成の感覚が変わるのを実感できるはずです。

ドリップドリップ(執筆)

「どのグラフにしようか」って、地味に毎回迷いませんか?

その判断までGeminiがやってくれるというのが、書いていてじわっと「これは便利だ」と感じたポイントでした。

次にSheetsを開いたとき、ぜひサイドパネルに一言投げかけてみてください。

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