毎朝30分かかる競合チェックの現実
出社してまず競合他社のニュースを確認する、という習慣を持っている人は多いと思います。プレスリリース、業界メディア、SNSの動向をひと通り確認しているうちに、気づけば30分が消えている。しかも毎日同じルーティンを繰り返すうちに、重要な情報を見逃したり、昨日読んだ記事をまた開いてしまったりする。情報収集のはずが、情報に振り回される時間になっていることは少なくないはずです。
GPTsで作る競合インテリジェンスエージェント
この問題をChatGPTのGPTs機能で解決できます。プログラミング知識は不要で、設定画面から手順通りに進めるだけです。
まず「Create a GPT」から新しいエージェントを作成し、名前を「競合インテリジェンス」とします。次にInstructions欄に以下を入力してください。
「あなたは競合分析の専門家です。指定された企業リストについて、過去24時間の重要なニュースを収集し、以下の形式でまとめてください。
緊急度:高 → 重要な経営判断・新サービス発表・大型提携
緊急度:中 → 人事異動・資金調達・業界動向への言及
緊急度:低 → その他のプレスリリース・メディア掲載
各項目は50文字以内で要約し、情報源のURLを併記してください。情報がない場合は『本日は該当なし』と記載してください。」
続いてKnowledge欄に競合企業リストをアップロードします。テキストファイルに1行1社で企業名を書いたものを用意するだけで構いません。最後にCapabilities設定でWeb browsingをオンにすれば、リアルタイムの情報収集が可能になります。
毎朝の使い方とSlack連携
設定が完了したら、毎朝ChatGPTに「おはようございます。競合情報をお願いします」と送信するだけで、緊急度別に整理された情報が返ってきます。これをSlackの担当チャネルにコピーして投稿するのが基本の運用です。
完全に自動化したい場合はZapierを使います。ChatGPTとSlackを連携させる設定を組めば、毎朝7時に自動配信される仕組みを作ることができます。手動でのコピー作業をなくしたい場合に検討してみてください。
2週間運用して変わったこと
実際に2週間運用した結果として、朝の情報収集時間は30分から3分程度に短縮されました。緊急度別に分類されているため、緊急度「高」の項目だけ確認して終わる日も増え、情報の取りこぼしも減りました。競合の新サービス発表を後から気づいて慌てる、という場面もなくなっています。
毎朝同じ形式で情報が届くため、チーム内での情報共有もスムーズになります。「これ見た?」という確認の会話自体が減るのは、思ったより大きな変化です。
この設定をSlackのチャネルで共有しておくと、チーム全員が同じ情報をもとに動けるようになります。まずは自分の業務で試してみてください。
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AI編集部コメント
「昨日読んだ記事をまた開いてしまう」、これは本当にあるあるだと思います。毎日やっているのに非効率という状況、地味にストレスですよね。
GPTsのInstructionsに緊急度の分類を組み込むアイデアが面白いと思いました。情報量が多い日でも「緊急度:高だけ読む」という判断ができるのは、朝の限られた時間にかなり効きそうです!
企業リストを更新するだけで監視対象を変えられるので、担当が変わったときも設定を一から作り直す必要がないのも地味に便利なポイントです。