OpenAIが2026年9月29日のDevDayで発表したプラグイン拡張により、ChatGPT内でFigmaのデザインを確認しながらAIに指示を出したり、Photoshopのファイルを直接編集したりできるようになった。これまでのプラグインはSlackやGoogleドライブへの「接続」が中心だったが、今回の拡張でプラグインがChatGPTのUIそのものの一部として機能するようになった。
サイドバー・インタラクティブパネル・ファイルビューア・自動化の4つが追加
プラグイン拡張には4つの新機能がある。
1つ目は「サイドバー」。プラグインがChatGPTのサイドバーに独自のホームを持てるようになった。これまでのプラグインはチャットの文脈に依存していたが、今後はアプリのように常にサイドバーから呼び出せる。
2つ目は「インタラクティブパネル」。チャットの隣にパネルが開き、スプレッドシートやドキュメント、地図などのインターフェースを表示しながらAIと会話できる。テキストで結果を受け取るのではなく、ライブのUIを操作する感覚に近い。
3つ目は「ファイルビューア」。プラグインが特定のファイル形式のビューアとして機能できるようになった。ChatGPTがネイティブで対応していないCADファイルや独自フォーマットも、対応プラグインがあれば表示・操作が可能になる。
4つ目は「自動化(MCP Events)」。接続アプリで何かが起きたときにChatGPTが自動的に反応できる仕組みで、OpenAIが推進する常時稼働エージェントの考え方と一体となって動く。
初日から使えるCanva・Figma・Adobe
発表と同時に複数のパートナーがプラグイン拡張に対応した。CanvaはChatGPTのサイドバータブからデザインを作成・編集できるようにした。FigmaはChatGPTのチャット内でデザインファイルを直接メンションし、コメントをそのまま確認できる形にした。AdobeはPhotoshopとAcrobatのファイルをChatGPT内で直接開いて編集できるようにした。
これら3社はいずれも「アプリを開く→ChatGPTを開く→コピーして貼り付ける」という往復作業をなくすことを目的としている。画面の切り替え回数が減ることで、デザイン確認に費やしていた時間が体感で30〜50%削減されるとみられている。
ChatGPTがプラットフォームとして本格化した
今回の発表が重要な理由は、ChatGPTが「AIチャット」から「プラグインが動作するプラットフォーム」へと役割が変わりつつあることを示している点だ。
これまでのAIツールは「情報を引き出す場所」として機能してきた。今後は「実際の作業が完結する場所」になっていく。FigmaのデザインレビューもPhotoshopのリタッチ指示も、ChatGPTの画面を離れずに処理できるなら、ワークフローの起点がChatGPTになる。
開発者向けには新しいPlugin Creatorツールと再設計されたプラグインディレクトリへの申請フローも公開された。プラグインのランキングと発見性も改善されており、全プランのユーザーが新しいプラグイン拡張を利用できる。
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FigmaやPhotoshopを開きながらChatGPTに質問してきた人なら、この発表のありがたさが実感できると思います。
画面を行き来する手間って、一回一回は小さくても積み重なると集中力もリズムも崩れるんですよね。ChatGPTがその「継ぎ目」をなくそうとしているのは、使う側にとって素直にうれしい変化です。
Canva・Figma・Adobeが初日から対応しているということは、業界標準ツールとの統合が一気に進む可能性があります。プラグインディレクトリを定期的にチェックしておくのが良さそうです。