OpenAIがChatGPT WorkにGmail・Slack・GitHubのwebhookトリガーを追加したことで、新着イベントが届いた瞬間にAIが動き出せるようになりました。
これまでのChatGPTスケジュール機能は時間ベースでした。「毎朝8時にメールをまとめる」「毎週月曜に週次レポートを確認する」という使い方です。今回の追加でイベント駆動型に変わりました。メールが届いたとき、Slackに投稿があったとき、GitHubのプルリクが動いたとき——それぞれの瞬間が処理のトリガーになります。「いつ動かすか」から「何かが起きたら動かす」への転換です。
GmailもSlackもGitHubも、届いた瞬間に動く
Gmailでは新着メールへの反応が基本です。送信者や件名でフィルタリングもできるので、特定のクライアントや取引先からのメールだけを拾って要約・返信案を自動で出す使い方が可能です。1日に30通以上受け取る問い合わせメールも、届いた瞬間に仕分けが始まります。
Slackは特定チャンネルへの投稿をきっかけにできます。「クライアントフィードバック用チャンネルに投稿が来た瞬間、対応タスクをリストアップする」——こういった処理を一度設定すれば、届くたびに自動で動き続けます。GitHubはプルリクエストの変更が対象で、差分確認・指摘のまとめ・日本語サマリーといったコードレビュー補助を組み込めます。
使えるプランと始め方
webhookトリガーが使えるのはPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduプランです。無料プランとGoプランは対象外です。なお通常のスケジュール実行は無料でも最大3件まで利用できますが、webhookには対応していません。設定はChatGPT Web版・iOS・Androidのいずれからでも行えます。Workのタスクメニューから各サービスを連携し、「どのイベントで何をするか」を指示するだけです。公式の手順はOpenAIのヘルプページ(Scheduled tasks in ChatGPT)で確認できます。
「待ってから動く」から「届いた瞬間に動く」への変化
スケジュール実行とwebhookの本質的な違いは、主導権の在り処です。スケジュールは「いつ動くか」を人間が決めます。webhookは出来事が起きた瞬間に動きます。重要なメールを5分おきにチェックするのではなく、届いた瞬間に処理が始まる——この差は対応速度として確実に現れます。
今後のAI自動化の標準パターンはこのイベント駆動型です。AIエージェントを入れる前に知っておきたい3つの設計では、トリガーとコンテキストの考え方を整理しています。webhookを使った自動化を組む前に読んでおくと、設計の失敗が減ります。
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メールやSlackを「あとで確認する」から「届いた瞬間に処理が始まる」に変えるのは、地味に大きな変化だと思います。
特にGmailのフィルタリング機能が使えるのは実用的ですね。差出人や件名で絞れると、重要な連絡だけを自動処理する設定が現実的になります。
まずは自分がいちばん「見逃したくない」メールやチャンネルの一つから試してみてください。