Microsoft 365 CopilotのPlanner Agentが、2026年6月に全グループプランへ開放されました。これまでPlanner Premiumユーザーに限られていましたが、基本プランでも利用できるようになり、Microsoft 365 Copilotライセンスを持つメンバー全員がAIタスク管理を使える状態になっています。

プレミアム限定から、基本プランへ拡大

Planner Agentは、2026年3月に「Project Manager agent」から現在の名称に変わり、同時にロールアウトが開始されました。6月中旬に正式GA(一般提供)が完了しています。

変更の核心は「Plannerのプラン種別に関係なく使えるようになった」点です。Microsoft 365 Copilotライセンスがあれば、プレミアム・基本どちらのグループプランでもPlanner Agentが動きます。以前はPlanner Premiumへの加入が前提で、チームによっては使えるメンバーと使えないメンバーに分かれていました。

チャットでタスク作成・リスク確認・計画立案が完結する

Planner Agentに自然言語で話しかけるだけで、タスクの作成・更新・確認ができます。「来週末までに期限が来るタスクをプロジェクト別にまとめて」と聞けば、優先度付きの一覧が返ってきます。「遅れているものはどこか」と聞けば、リスクのあるタスクをピックアップして教えてくれます。今回のGA版では3つの機能が新たに追加されました。

「プランピッカー」は複数のプランをまたいでタスク操作ができる機能です。別々のプロジェクトに散らばったタスクを、1つの会話の中で扱えるようになりました。「ドラフトモード」はAIが生成したタスクを確認してから反映する仕組みで、AIが自動でタスクを書き換えるリスクを先回りして回避できます。「ゴールバケット」は、大きな目標を基準にタスクを整理する機能です。いずれのタスク変更も、ユーザーが確認してから反映される設計になっています。

チーム全体への展開で「分断」が消える

これまで、同じプロジェクトチームでもPlanner Agentを使えるメンバーと使えないメンバーに分かれるケースがありました。全グループプランへの開放で、Microsoft 365 Copilotライセンスを持つメンバーなら誰でも使える状態になりました。タスク管理AIをチーム全体に当たり前のものとして使える環境がようやく整ったと言えます。

Copilotをチームへ展開する前に確認しておきたい設定と合わせて、Planner Agentをどのプロジェクトから試すかを決めておくと、定着が早くなります。

管理面では、Planner Agentは対象ライセンスユーザーに自動でインストールされます。特定グループへの限定配布はできなくなりましたが、Microsoft 365管理センターからテナント全体でのブロックは引き続き設定できます。詳細はMicrosoft 365 Copilot公式ブログに掲載されています。

同じチームで「使える人・使えない人」に分かれる状況って、じわじわとストレスになりますよね。それが解消されるのは地味に大きいです。

ドラフトモードの仕組みは特に注目していて、「AIが勝手に動くんじゃないか」という不安を設計レベルで先回りして解消してくれています。新しいツールを現場に展開するときの心理的ハードルを下げる工夫だと思いました。

まず一つのプロジェクトで試してみて、どう使い方が変わるかを体感してみてください。

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