AnthropicのClaude CoworkがiOS・Android・ウェブブラウザに対応した。デバイスを閉じた後もタスクがクラウドで動き続け、どのデバイスからでも状況確認や完了物の受け取りができるようになっている。ベータ版として段階的にロールアウト中で、まずMaxプランのユーザーから利用できる。
デスクを離れても、仕事が続く環境へ
Coworkはもともと、Claudeにメール・カレンダー・ファイル・ウェブを横断させながら長めのタスクを自律処理させるデスクトップ機能だった。「やること」を渡したらあとはClaudeが処理する、という設計はそのままに、今回はスマートフォンからも操作できるようになった。
iOSとAndroidのClaudeアプリをアップデートすると、サイドバーに「Cowork」の項目が表れる。ウェブ版はclaude.aiのホーム画面から開始できる。デバイスをまたいで同じセッションが続くため、デスクで仕事を渡してから会議に出て、スマホで完了通知を受け取る流れが自然に成り立つ。タスクの状況確認や途中での指示変更もモバイルから行える。このような「AIエージェントをスマートフォンから管理する」という流れはOpenAIでも広がっており、ChatGPT CodexのiOS・Android対応と同じ方向性だ。
PCがスリープ中でも、Claudeはタスクを完了させる
今回の更新で際立つのは、スケジュール実行だ。「月曜の午前6時に今週の商談相手の情報をまとめてほしい」と設定しておくと、デバイスがオフラインでもClaudeがメールスレッドやニュースを読み込み、ブリーフィング文書を作り上げる。「送信まで自動でやる」のではなく「下書きを作って待機」で止める設定もできる。人が確認してから承認する余地を残したまま、準備作業の大部分を任せられる。
これまでのAIツールの多くは、タスクを走らせるためにPCが起動している必要があった。Coworkはクラウド側で処理するため、デバイスの状態に関係なく仕事が進む。起動したままのPCを机に置いていく必要がなくなる、というのが実際の変化だ。
まず試すなら、繰り返している情報収集を渡す
ベータ期間中、AnthropicはCoworkの利用制限を2倍にする対応を8月5日まで延長している。この機会に使い方を試しておく価値はある。
最初に渡すタスクとして合うのは、定期的に手動でやっている情報収集だ。「毎朝のニュースまとめ」「週次レポートの下書き作成」のような、手順が決まっていて結果が確認しやすい仕事から始めると、Coworkの動きが把握しやすい。指示が具体的なほど修正コストが下がる。「何を調べて、どんな形式で出してほしいか」を書いてみるだけでいい。全部を自動化しなくていい。手間がかかっている部分だけ任せる、という入り方で十分効果が出る。
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PCが手元にないときのもどかしさ、よく分かります。
でも今回の変化は「スマホでも見られる」という話ではなくて、Claudeがデバイスを問わずクラウドで動き続けるところが本質だと思います。「机に戻ったら終わってた」という体験が当たり前になると、仕事の組み立て方そのものが変わりそうです。
まず一つ、繰り返しやっている情報収集タスクをCoworkに渡してみてください。思ったより自然に任せられます。