OpenAIが2026年6月にChatGPT(Codex)の新機能「Sites」を公開したことで、コードを一行も書かずに社内向けウェブアプリを作り、チームにURLで配れるようになった。

プロンプトで作って、OpenAIがホストする

Codex Sitesの使い方はシンプルだ。Codexのチャット画面でSitesプラグインをオンにし、欲しいアプリの内容を日本語で書くだけ。「週次の売上ダッシュボードを作ってほしい。CSVからデータを読み込み、担当者別・月別にフィルターできるようにして」——このくらいの指示で、数分後には動作するウェブアプリと、チームに送れるURLが手に入る。

ホスティングはOpenAIが担当するので、サーバーを用意する必要はない。プロンプトにデータを添付すれば、データ入りの状態のアプリをそのまま作ることもできる。

作れるものと、社内だけに閉じる仕組み

対応している用途は幅広い。営業案件管理ボード、プロジェクト進捗の可視化画面、社内FAQ、申請フォーム付きのポータル、CSVを貼り付けてグラフにするだけのビューアーなど、軽量な業務ツールならほぼ言葉で作れる。

セキュリティ面では、「ChatGPTでサインイン」を経由する設計になっている。自社ワークスペースのメンバーだけがアクセスできるため、業務データを扱うツールでも外部に漏れにくい。独自ドメインにも対応していて、DNS設定を変更すれば社内ポータルらしいURLで運用できる。

「エンジニアに頼むほどでもない」が消える

社内ツールの開発依頼は、要件整理から実装まで数週間かかるのが普通だった。「ちょっとした表示画面を作りたい」「フォームが一つ欲しいだけ」「データをグラフにして共有したい」——こういった軽い要件はSitesが代替できる。

担当者が自分で欲しいツールを作れるようになれば、「小さいけどエンジニアに頼むほどでもない」という業務の詰まりが解消される。エンジニア側も、単純な画面系の依頼が減れば複雑な機能の実装に集中しやすくなる。

現在の対応プランはBusiness・Enterprise・Pro・Plusなど有料プランで、無料プランは対象外。調査から資料作成まで完結させるChatGPT Workと同じく、Sitesも法人向けの機能から順次提供されている。EEA・スイス・英国ではまだ利用できないが、日本では使える状態にある。業務ツール開発のコストと時間の常識が、少しずつ変わりはじめている。

ドリップドリップ(執筆)

「自分でツールを作れたら便利なのに」と思いながら、ずっと後回しにしてきた方も多いはず。

SitesはそのハードルをAIが完全に飛び越えてくれる機能で、今まで「エンジニアに頼むほどではない」と諦めていたものが自分の手で完結するようになります。

まずは小さいものを一つ作ってみてください。動いた瞬間の感覚が、次のアイデアにつながります。

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