Googleが Google Meet にGemini連携の「会議後ネクストステップ」機能を追加したことで、会議が終わった瞬間にフォローアップメールの下書きとタスクリストが自動で作成されるようになりました。定例の会議でもワンクリックでルーティンを設定でき、会議本体だけでなくその「後処理」まで自動化できます。

会議後の画面に「次にやること」が自動で並ぶ

この機能は、会議終了後の画面に「Routines for this meeting(このミーティングのルーティン)」というセクションとして表示されます。現時点で対応している自動化は2種類。Gmailへのフォローアップメール下書き作成と、Google Tasksへのアクションアイテムの書き出しです。ワンクリックで有効にでき、それぞれ独立して使うことも、両方同時に動かすこともできます。

利用には、会議中に「Take notes for me(メモを取る)」機能をオンにしておく必要があります。Geminiが会議の発言内容を文字起こし・要約した結果をもとに、メールの草案が自動で作られます。下書きはGmailに保存され、自動送信はされません。ユーザーが内容を確認・編集してから送る仕組みなので、送信前に一通り目を通す余裕があります。なお、フォローアップメールの自動生成を使うには、ミーティングのホストであること、かつ定期的な繰り返し会議のシリーズには含まれていないことが条件です。

週に1時間以上の「後処理」がなくなる

会議が終わるたびにメモを見ながらフォローアップメールを書いたり、担当タスクをリストに転記したりする作業は、1回あたり10〜20分かかることも珍しくありません。週に5回の定例会議があれば、それだけで週1時間以上が「会議の後処理」に使われています。この時間をゼロにはできなくても、大幅に削れる可能性があります。

定期開催の会議にも対応しており、一度設定しておけば毎回同じ自動化が動きます。Google Workspace Studioでは最大100件の会議に同時設定が可能になり、複数チームやプロジェクトを掛け持ちしている人でも一括で管理できます。管理者はドメインやグループ単位でオン・オフを制御でき、デフォルトはオンです。

AIが「会議の外」まで動き始めている

これまでのAI連携は会議中の文字起こしや要約が中心でした。今回の機能は「会議が終わったその瞬間」に後続アクションを起動するという点で、ひとつ踏み込んでいます。文字起こしで終わらず、そこから先の業務フローまで自動的に繋げる、という方向性です。GmailとカレンダーをまたいでAIが仕事を自律処理するGemini Agentの動きとも連動しており、Google Workspaceが「自律的に動くオフィス」へと変わっていく流れの一部です。

対象はGoogle Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plusの各プランです。2026年10月5日ごろから段階的に展開が始まっており、Google Workspaceの公式アップデートブログでも詳細が確認できます。

会議後に「あのフォローメール、まだ送ってないや」となった経験は誰でもあると思います。

「会議が終わった瞬間に草案が出ている」というのは、体験すると思った以上に気持ちがいいはずです。後回しにしがちな後処理が、選択肢として目の前に出てくる感覚は新しいです。

まずは次の定例で「メモを取る」機能をオンにするだけでいいので、ぜひ試してみてください。

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