Microsoft Copilotが、PowerPointでのスライド生成を「バックグラウンドで動かしたまま離席できる」非同期通知機能の一般提供を2026年10月に開始した。PowerPointを閉じても、デバイスをスリープにして外出しても、Copilotはスライドを生成し続け、終わると通知が届く。

「Copilotが終わるまで待つ」が終わる

これまでのPowerPoint + Copilotの使い方には、見えにくい制約があった。Copilotにスライドを作らせている間、PowerPointを開いたままにする必要があった。スライド枚数が多い場合、生成に数分かかることもある。その間ユーザーは画面を眺めながら待ち続けるか、他の作業をしながらも「どこまで進んだか」が気になる状態になる。

今回の非同期通知機能は、その制約を取り払う。Copilotにスライド生成を指示してからアプリを最小化しても、作業を切り替えても、PCを持って移動しても構わない。Copilotはバックグラウンドで動き続け、生成が完了すると通知が届く。途中でCopilotが「ここの判断を教えてほしい」という状態になった場合も、その時点で通知が飛んでくる設計だ。

30枚スライドを「帰ってきたら完成」に変える

具体的な使い方はシンプルだ。たとえば、Copilotに「来週の全社会議向けに30枚の発表資料を作って」と指示してから、打ち合わせや外出に向かう。戻ってきたときには通知からスライドを確認できる。最終的な確認と修正だけに集中できる。

こういった「タスクを委ねてあとで結果を受け取る」働き方は、CopilotがWordやExcelでもエージェント機能を展開してきた流れと同じだ(関連: CopilotにWordとExcelが統合された経緯)。今回の非同期機能は、その範囲がプレゼン資料の作成にも広がったことを意味する。

通知設計が使いやすさを決める

注目すべきは「完了通知だけでなく、入力待ちの通知も届く」点だ。Copilotがバックグラウンドで止まっているのにユーザーが気づかずに時間が経つ、という使いにくさが解消されている。Copilotが進められる部分を自律的に進め、人間の判断が必要なところでだけ止まって知らせる。そのサイクルが完結している。

これでプレゼン資料の作成フローが変わる。「Copilotを動かしながら他の作業ができない」ではなく、「Copilotを動かして他の仕事をして、通知が来たら確認する」というサイクルが成立する。プレゼン作成の段取りそのものが変わる機能だ。

プレゼン資料の生成を待ちながら、他の作業が手につかない感覚、ありましたよね。

「Copilotに任せて、自分は別のことをする」というシンプルな使い方がようやく現実になりました。

次のプレゼン準備、Copilotに生成を頼んでから、一度席を離れてみてください。

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