ChatGPTが服のバーチャル試着機能「Try on」を全世界に提供開始したことで、購入前に自分の写真1枚で着用イメージをその場で確認できるようになりました。2026年10月1日、OpenAIはこの機能をChatGPTのショッピング検索に組み込み、お気に入り保存機能「Favorites」とともにリリースしています。
「Try on」ボタンで何ができるか
ChatGPTのショッピング検索で表示される衣類やアクセサリーに、新しく「Try on」ボタンが追加されました。ボタンをタップすると自分の写真(全身または上半身)のアップロードを求められ、AIがその服を着た状態のイメージを生成します。
使われているのは2026年9月8日に発表された「ChatGPT Images 2.5」です。光の当たり方や素材の質感の表現が向上し、生成速度も改善されています。ChatGPTのショッピング検索に掲載されていない商品でも、他サイトのスクリーンショットを貼り付けて「この服を試着して」と指示すれば対応します。
気に入った商品はFavoritesで保存できます。試着時に使った参照写真も一緒にライブラリに残るため、複数の商品を見比べながら検討できます。参照写真はSettings > Personalization > Reference photosで変更・削除できます。
ECサイトやアパレルブランドへの影響
購入前の動線が変わります。ChatGPTはここ数ヶ月でショッピング機能を急速に強化しており、他のAIツールとの使い分けを考える際にも重要な変数になってきています。「ChatGPTで試してから買った」というユーザーが増えると、自社商品がChatGPTのショッピング検索に表示されるかどうかが、集客の入口として意識せざるを得なくなってきます。
現時点でOpenAIはChatGPTショッピングへの掲載条件の詳細を公開していません。ただ、商品の構造化データ(schema.org)や商品フィードの品質が影響すると考えられており、ECサイトのSEO対応と同様の整備が出発点になりそうです。自社サイトに商品スキーマが正しく設定されているか、この機会に確認してみる価値があります。
使う前に確認しておきたいこと
バーチャル試着はあくまで画像生成によるシミュレーションです。実際のサイズ感や素材の手触りを保証するものではなく、返品・交換対応や詳細なサイズ表記の重要性は変わりません。
ユーザーが自分の写真をアップロードする性質上、プライバシーの扱いへの理解も必要です。参照写真はSettings内で削除できる仕様ですが、ブランド側としても商品ページやFAQでこの点に触れておく姿勢が信頼につながります。
日本語UIでの提供状況や利用可能なプランの詳細は、OpenAIの公式サイトで随時確認してください。
FREE DOWNLOAD
実務で使えるお役立ちコンテンツを無料で見る
無料会員登録で、実務で使えるAIテンプレート・プロンプト・PDFを受け取れます。
全PDFにアクセスする(無料)
無料会員登録して受け取る
オンラインで服を買って「なんか違う」となった経験、一度はありますよね。
自分の写真1枚で試着できるだけでなく、他のショップの商品でも使えるのが思いのほか使い勝手が良さそうです。Favoritesで試着画像ごと保存できるのも、じっくり比較したい派には助かります。
ECサイト担当者のかたは、まず自社商品をChatGPTで検索してどう表示されているかを確認してみるところから始めてみてください。