【追記 2026年10月3日】この記事はDevDay開幕前の報道をもとに書いたもので、記事中の「o」は発表前の呼び名です。実際には常時稼働エージェントは「Dots」という名称で発表されました。正式発表の内容はOpenAI dotsとChatGPT Space登場——AIがチームの一員として24時間動くをご覧ください。
OpenAI DevDay 2026が9月29日(現地時間)、サンフランシスコのFort Masonで開幕します。サム・アルトマンCEOの基調講演は午前10時(PDT)からライブ配信される予定で、今回最も注目を集めているのが「o(オー)」と呼ばれる常時稼働型エージェントの発表です。
複数のリポートやコードリークから浮かび上がったこのエージェントは、チャット画面を閉じた後も働き続けます。これまでのChatGPTは「話しかけると答える」ツールでしたが、「o」は「指示を出したら自分で動く」エージェントです。性格が根本的に異なります。
チャットを閉じてもAIは止まらない
報告されている仕様では、「o」はクラウド上の専用サンドボックスで動作し、数時間から数日かけてタスクを処理し続けます。ユーザーは達成基準を設定するだけで、あとはAIが自律的に作業を進める設計です。
内部ファイルには「Astra AON」技術への参照が確認されており、メインコントローラーが大きなタスクを分解し、ウェブ検索・コーディング・品質確認を担う複数のサブエージェントが協調するマルチエージェント構造も描かれています。長時間のリサーチ、メール整理、スケジュール調整といった業務が対象になりそうです。
競合が動いた後、OpenAIがいまエージェントに踏み切る理由
GoogleのGemini、MicrosoftのCopilot、AnthropicのClaude——競合各社はすでにエージェント製品を持っています。OpenAIはこれまで消費者向け専用エージェントを投入していない最後の大手AIプレイヤーでした。
今回のDevDay 2026ではマネージドエージェントの発表もすでに伝えられており、開発者向け基盤の整備と一般ユーザー向けの「o」がセットで登場する可能性があります。ChatGPTリリースから始まった「検索の代替として使う」フェーズは終わり、次は「担当者のように動かす」フェーズに入ります。
「何をどう指示するか」が仕事の腕になる
常時稼働型エージェントが普及すると、仕事の文脈で意味が大きいのは「非同期で仕事を渡せる」点です。朝に指示を出して夕方に結果を受け取る——人への依頼に近い動き方をAIが担えるようになります。
重要になるのは、エージェントに何をどう伝えるかという「依頼の設計」です。達成基準を明確に書く、優先順位を明示する、誤った方向へ進んだときの戻り方を指定する。こうした使い方の精度が、結果の質を左右します。
DevDay 2026の基調講演はOpenAI公式サイトでライブ配信が予定されています。
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「閉じても動いてる」って、最初に聞いたときは少し不思議な感覚でした。
でも要は「明日の朝に届くよう頼む」という当たり前の依頼をAIにできるようになる、ということですよね。
まずDevDayを見てから、何を任せるか考えてみましょう。