OpenAIが2026年9月23日、ChatGPT Liveへのプラグイン対応とWorkタブへのVoice統合を発表したことで、音声会話の流れのままSlack・メール・カレンダーを直接操作できるようになった。スマートフォンを手に取らずに済む場面が、一気に増える。
Liveに話しかけると、Slackへ投稿できる
これまでChatGPT Liveは会話の相手にとどまり、外部アプリへの書き込みはできなかった。今回の統合でプラグインがLiveに組み込まれ、「さっきの会議の決定事項をSlack #projectsに投稿して」と話すと、ChatGPTが接続済みのSlackワークスペースへ実際にメッセージを送る。音声から操作へ、Liveの役割が変わった瞬間だ。
メールも同様だ。「明日の打ち合わせを山田さんに改めて知らせるメールを送って」と言えば、下書き作成から送信まで完結する。GoogleカレンダーやMicrosoft 365カレンダーへの予定追加も、音声ひとつでできるようになった。
接続できるアプリはSlack・Microsoft Teams・Google DriveおよびSharePoint・メール・カレンダー・CRM・プロジェクト管理ツール・社内システムなど。対応範囲は順次拡大予定で、利用可能なプラグインは今後も増える見込みだ。
WorkがiOS・Androidで音声から使えるようになった
もうひとつの変更がWork × Voiceの統合だ。これまでWorkはテキスト入力が前提だったが、Web・iOS・Androidすべてで音声から起動できるようになった。スマホでWorkを開かなくても、Liveに話しかけるだけで資料生成が始まる。
「来週の進捗報告の叩き台を作って。プロジェクトの状況はAとBの2件が遅延中で、理由は人員不足」と話せば、Workがその内容をドキュメントにまとめ始める。スプレッドシートや提案書の構成も音声ベースで指示できる。PlusとProのユーザーはスマホのWorkタブで、文書の作成・メール下書き・Slackメッセージの要約などを音声で行える。
なお現時点でLiveはビデオや画面共有には対応しておらず、ChatGPTライブラリ内のファイルの参照・追加もできない。この制約は今後のアップデートで変わる見通しだ。
「帰社してから入力する後処理」が変わる
外回りの営業なら、商談直後に移動中のLiveへ話しかけて議事録をまとめ、CRMに記録し、次のアポを日程調整する——という流れが現実的になった。帰社後に1〜2時間かかっていた後処理が、移動中に完結できる。
ChatGPT DesktopへのChrome拡張対応でも仕事ツールとの統合は進んでいたが、今回は音声という点で使える場面がさらに広がる。手入力より話すほうが速い場面、手が空いていない時間でもAIとの連携が途切れなくなった。
これまでのChatGPTは「調べる・相談する」が中心だったが、プラグインとWork音声統合によって「実際に外部システムを動かす」ところまで踏み込んだ。操作の起点が手から声に移り始めた転換点と言えるかもしれない。
利用できるのはPlusとPro。すでに契約済みであれば、追加設定なしで今すぐ試せる。
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「あとで入力しなきゃ」と思いながら移動している時間、ありませんか。
音声でSlackに投稿したり、メールを送れたりするのは当たり前のようで、スマートフォン単体ではここまで自然にはできなかった。ChatGPTが間に入ることで、口ひとつで複数のアプリを動かせるようになった。
まずは移動中に一度試してみてください。「あ、これでよかったんだ」と気づく瞬間があるはずです。