Microsoft 365 Copilotが2026年7月からGPT-5.6とClaude Sonnet 5の両方を選択できるようになり、使い慣れたOfficeアプリの中でAIモデルを切り替えられる環境が整った。
7月に2つのフロンティアモデルが相次いで追加された
7月2日にAnthropicのClaude Sonnet 5がCopilot CoworkとPowerPoint用Copilotへの展開を開始。続いて7月9日、OpenAIのGPT-5.6がWord・Excel・PowerPoint・Copilot Chat・Coworkへと順次適用されている。チャット入力欄のモデル切替ボタンから、ユーザーが自分でモデルを選べる形になっている。
AutoモードはGPT-5.6とClaude Sonnet 5の2段階処理で動く
Copilot Researcherを「Auto」モードで使うと、まずGPT-5.6でレポートを生成し、Claude Sonnet 5が構成と根拠の精度を確認する2段階の処理が走る。調査レポートで引用精度と読みやすさが上がる理由はここにある。
文書作成や数値処理にはGPT-5.6が選ばれやすい。長文の構造化や複数ドキュメントをまとめる用途では、Claude Sonnet 5を指定する使い分けが生まれている。WordやExcelでの日常的な作業はデフォルトのAutoのままで十分だが、複雑な調査や構成が必要なレポート作成にはモデルを意識的に切り替えると精度が上がる。
EU・英国のテナントはデフォルトモデルを管理できる
EU・EFTA・英国のテナントでは、2026年4月からMicrosoft 365管理センターでAnthropicをデフォルトモデルに指定できる設定が追加された(Microsoft Learn参照)。モデルをテナント単位でコントロールできるため、セキュリティポリシーや業務要件に合わせた設定が可能になる。日本を含むその他の地域についても、今後同様の管理設定が展開されるとみられる。
CopilotはAIモデルのオーケストレーターになりつつある
これまでCopilotはOpenAIのモデルだけで動いていた。そこにClaudeが加わったことで、Copilotは「どのモデルで動かすか」を管理する場に変わりつつある。CopilotのDeep Researchが8月18日に廃止になった動きと合わせると、Microsoftが機能をモデル単位で整理し直していることが見えてくる。
Microsoft 365を利用している組織にとっては「CopilotかChatGPTか」という選択より、Copilotの中でどのモデルを使うかが実務上の判断になってくる。管理者はモデル利用ポリシーとユーザー向けガイドラインを早めに用意しておきたい。
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「CopilotもChatGPTもClaudeも使ってみたけど、どれがいいかわからない」という声、よく聞きます。
今回のアップデートで、その悩みが少し楽になった気がします。Copilotの中でモデルを選べるなら、ツールを切り替える手間も減りますし、用途に合わせた使い分けがしやすくなりますよね。
まずはAutoモードで試してみて、物足りなければモデルを変えてみる——そのくらい気軽に使ってみてください。