MicrosoftはPower Automateなど対象ライセンスに無償で付帯していたAI Builderのシードクレジットを2026年11月1日(本日)に終了し、AI Builder容量アドオンの更新・追加購入も同日より不可となった。フォーム認識や書類データの自動抽出など、Power Platform上でAI Builder機能を使っている企業は今日から対応が必要です。
何が変わったのか:シードクレジット終了とアドオン完全引退
「シードクレジット」とはPower Automate PremiumやPower Apps PremiumなどのライセンスにMicrosoftが無償で含めていたAI Builder用のクレジットで、これが本日をもって終了した。
有償のAI Builder容量アドオンも今日から更新・追加購入ができなくなった。現在有効な契約分のクレジットは契約期間が終わるまで使い続けられる。「今日で即座に止まる」ではなく、「今日以降は新しく買えない、更新もできない」という変更だ。
新規顧客向けの販売停止は一足早く2025年11月1日に始まっていた。今日がその「既存顧客も含めた完全引退」の日となる。Microsoftは公式メッセージセンター(MC1178508)でこの変更を事前に通知していた。
Copilot Creditsへの移行:消費順とリセットのルール
AI Builder機能を今後も使うにはCopilot Creditsが必要になる。使われ方はシチュエーションで異なる。Power AutomateとPower Appsでは、AI Builder credits(残っていれば)を先に消費し、尽きるとCopilot Creditsが使われる順番になる。Copilot Studioを経由する場合は最初からCopilot Creditsを消費する。
クレジットは毎月リセットされ、使い残しは翌月に持ち越せない。シナリオによって消費レートが異なるため、既存フローの月次使用量をベースに必要量を計算しておくと安心だ。
今日からやること:管理センターで現状を把握する
まずPower Platform管理センターの「ライセンス → キャパシティアドオン」で現在のAI Builderクレジット残量と消費ペースを確認する。有償アドオン契約があれば、期限と自動更新の設定も確認しておく。
次に、フォーム認識・文書読み取り・データ抽出など具体的な業務フローの月次クレジット消費量を見積もり、必要なCopilot Credits量を算出して購入を検討する。Copilotの管理者設定は細かく変わることが多いので、管理センターの確認は定期的に行うのがおすすめだ。
請求書の仕訳入力や申請書のデータ抽出など、AI Builderを組み込んだフローが本番稼働している場合、Copilot Creditsが不足するとそのフローが途中で止まる。早めに現状を確認して、移行のタイミングを逃さないようにしたい。
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「シードクレジット?」って初めて聞いた方も多いかもしれません。気づかないままだと困ることになる変更なので、共有しておきたくて書きました。
管理センターを開いてみると、どれくらい使っていたかが一目でわかります。意外と少なかった、逆にかなり使っていたなど、実態が見えてくるはずです。
Copilot Creditsへの移行は複雑そうに見えますが、まず現状把握から始めれば迷いません。一歩ずつ進んでいきましょう。