NTTデータグループがAnthropicと大阪に専用データセンターを建設する最終調整に入ったと、日本経済新聞が2026年10月13日に報じました。実現すれば、AnthropicにとってAsiaで初の専用AI基盤が日本に整備されることになります。

複数の報道によると、施設の受電容量は最大500メガワット、2028年から一部稼働が始まる見通しです。NTTデータとAnthropicは2027年3月期末(2027年3月31日)までの契約締結を目指しているとされています。両社はこの件について公式コメントを出していません。

日本企業にとって何が変わるか

これまで、ClaudeのAPIを使う日本企業はアメリカのサーバー経由でリクエストを処理していました。国内にデータセンターが整備されれば、低遅延と国内でのデータ処理という2つの条件が揃います。金融・医療・行政など、データ所在地の規制が厳しい業種での本格採用が現実的になります。

Claude Haiku 5.5でAPIコストが大幅に下がったことで、APIを使った開発の経済的なハードルはすでに低くなっています。インフラが国内に整えば、日本企業がClaudeを本番環境に採用する際の障壁がさらに下がります。

500MWの電力調達という課題

最大500メガワットという受電容量は、既存の系統電力から一度に確保するには大規模なものです。日本経済新聞の報道では、自社発電や燃料電池などのオンサイト電源の検討も進められているとされています。AI向けデータセンターの急拡張が、日本でも電力インフラの課題として表面化しつつあります。

大阪が候補地になった背景

大阪府南部の湾岸地域が建設候補地として報じられています。東京に次ぐ国内第2の経済圏として、大規模施設に必要な用地と物流インフラが整った地域です。報道では、Anthropicはほかのアジア諸国でも新たなデータセンター設置を検討中とされており、日本はその最初の拠点候補として浮上しているとみられます。

「日本でClaudeが動いたら、どう変わるんだろう」と思っていた人には、大きなニュースです。

まだ最終決定ではありませんが、インフラが国内に来ると、企業がAIを本番に使う際の選択肢がはっきり広がります。今後の正式発表が楽しみです。

日本のAI活用が、インフラ面からも底上げされる節目になるかもしれません。

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